旅の思い出<アメリカ編>
GW特集?旅ばなしシリーズ2「アメリカ編」です。
最近でこそ全く行っていないけれど、アメリカはハワイやグアムも含め、もっともワタシがたくさん訪れた国になってしまっています。
生まれて初めての海外旅行は、アメリカ本土。高校2年の時。
中2の弟とふたり、夏休みの大半をシラキュース(Syracuse)でのホームステイとワシントン、ニューヨーク、L.A.で過ごした。
今考えると、すごい経験。親に感謝。
もっとその後の人生に活かせれば、ワタシの人生変わっていたのかも…。
ちなみに弟はこの経験が彼の人生を変えた模様。
シラキュースにいた2週間は、弟以外に回りに日本人はいなくて、完璧にアメリカ人世界に放り込まれた状態だった。
英語に対して私は今でもずーーっとコンプレックスを持っているけれど、今思うと、高2レベルの英語で(個人的成績は決して良くなかった)なんとかなった。
この旅のことを書こうと思ったのは、17歳のワタシが初めて黒人と接触したのはこの時だったから。
その日、ワタシたちはホームステイ先のジーンの友達の別荘に遊びに来ていた。
湖のほとりの別荘だった。
家主は初老の女性と黒い毛むくじゃらの中型犬。
ワタシも弟もイヌ大好きだけれど、このイヌはとても臭かった。
そばに来るだけで強烈なニオイが漂う。
ワタシと弟は「にこにこしながら日本語で悪口いってもわからないよ!」と、そのイヌを前に、にこにこしながら「くっさーーーーい!」などと言っていた。
別荘にはもうひとり来客があった。
名前は忘れてしまったけれど、黒人の女の子。
ワタシが初めて会った黒人が彼女だ。ワタシと年齢も近かったと思う。
その晩、ワタシは彼女とダブルベッドの寝室で寝るよう家主から指示された。
その時感じたワタシの抵抗感が、その後ずっとワタシの中のトラウマになった。
まずダブルベッドというものが初めてだった。
そしてそれに自分以外の人と一緒に寝る、ということが初めてだった。
弟と同じベッドで寝ろ、と言われれば、全く納得できたと思うけど、家主たちは、女同士ワタシとその黒人の女の子が一緒に寝るように指示した。
結局ワタシはその晩一睡もできなかった。
同じベッドの中に他人がいる。
それも外国人、それも黒人。
この経験は、のちのワタシを混乱させた。
初めて他人と一緒に寝るから緊張したのか。
初めて外国人と一緒に寝るから緊張したのか。
初めて黒人と一緒に寝るから緊張したのか。。。。
白人、黒人など、肌の色や国籍を意識した人間になりたくない、と思ったのはこの時のことがきっかけだったと思う。
アタマではそう思っていても、潜在的な自分の価値観が17歳のワタシには理解できなかった。
潜在的な反応で黒人の彼女を拒絶しているとしたら、それは自分にとってとても悲しいことだったけれど、その時のワタシはどうすることもできなかった。
すごく極端だけれど、この時の経験から、ワタシは黒人に対して「自分は対等でありたい」という気持ちが強く働いていたような気がする。
肌の色だけでなく、先進国・途上国という“くくり”にも抵抗を感じる。
誰であれ、一個人としてその人とつきあいたいかつきあいたくないかだけで進んでいけば良いような気がした。
だからこその、その後のワタシにとってのケニアだったのかも。
こう書きながら、17歳のときと同じように考え込んでしまうワタシ。
もっともっと世界を知らなきゃです。


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